こんにちは!
今回のテーマは、外郎売の覚え方です!
外郎売は、知る人ぞ知る滑舌練習の有名な課題でして、最初から最後まで超絶早口でしゃべっても5分くらいかかってしまうというボリューミーな教材です。
最近ではお芝居の練習の一環としてだったり、声優さんを目指す方が通う養成所などでも幅広く取り入れられていたりしていますね。
しかも、「全文を1週間で覚えてきてね。しっかり暗唱できるように。」みたいな課題を出されツことも多く、軽く絶望する方も多かったりするのではないでしょうか?
というわけで本記事では、
外郎売の覚え方と題しまして、セリフや台本を覚える際にも使えるオススメの覚え方をご紹介したいと思います。
是非参考にしてみてくださいね!
目次
外郎売の覚え方が知りたい!
多分、この記事にたどり着いてくださったあなたは、これまでに同様の記事をいくつか見てきていることでしょう。
そしてそれぞれのサイトで、色々な覚え方を見てきたことと思います。
でも、自分に合ったセリフの覚え方なんて人によって違って当然ですから、それでいいんです。
この記事でお話しする内容も、最初は「いくつかの覚え方のうちの一つ」で構いません。
そして、実践してみて一番しっくりきたものを今後も使っていくようにしていただければと思います。
では早速、具体的にどうやって覚えていくかについてお話ししますね。
まずは、課題の文章を全文音読します。
もちろん、台本を見ながらで構いませんので、自分が普段話すような普通のスピードで読んでいきましょう。
この時に読み方があやふやな表現の読み方を調べたり、アクセントを確認したりして、「とりあえず正しい読み方を一通り確認する」というような作業をしていただきたいです。
1周読み終わったら、ここからが本番です。
もう1周、録音しながら読むんです。
最近は、スマホにボイスレコーダー機能が入っていることが多いですし、
音質にこだわる必要もないので機材等がなくても問題ありませんよ♪
録音するときも、最初と同様で台本を見ながら読んでくださいね。
そして、ここがポイントなのですが、
この時噛んでしまったりつまずいてしまったりしても、やり直さずにそのまま続けてください。
後でまた詳しくお話ししますが、多少のつまずきはむしろあった方が後々覚えやすかったりするんです。
ただ、あまりにも噛む回数が多いと良くないので、外郎売のボリュームだったら全体で3回~5回くらいのつまずきは許容範囲とお考えください。
ちなみに一番最初に普通に音読していただいたのは、噛む回数を減らすためです。
さすがに初見で読む文章は噛み倒すのが普通ですし、ましてや外郎売のような意味を持たない文章を含む課題の場合はなおさらなので、「初見ではない」という状況を作るために一度音読していただきました。
さて、外郎売は録音できましたでしょうか?
つまずいた回数も5回以内に収まっていますか?
であれば、第一ステージクリアです♪
次の第二ステージへと進みましょう~
台本やセリフの覚え方もこれでバッチリ!
さて、録音した外郎売をどうするか。
まぁだいたい察しはついていることと思いますが、そうです。
聞くんです。
正直、録音された自分の声を聴くのって結構恥ずかしいんですよね。
ただ、普段聞き慣れていない分、印象に残りやすいのでその分覚えやすいんですよ。
そして、ただ聴くだけですから、電車の中や歩きながらなど、いつでもどこでも手軽にセリフを覚えられるのもこの方法の強いところだと思います。
聴く回数としては、人による部分もあるのですが、最低でも100回を目安にお伝えしています。
ボイスレコーダーには、セリフの録音時間が記載されていると思いますので、移動中に聴いた際などは、移動時間÷1回の再生時間で、大体の再生回数が計算できますよね?
それを毎日繰り返していって、100回くらいになったら第二ステージクリアとなります。
この段階で、少なくとも冒頭部分は覚えられていたり、途中のセリフも途切れ途切れだけど結構覚えられた!みたいな感じになれていると思います。
実は、ひたすら録音した音声を聴いている際に、録音するときに噛んでしまった部分やつまずいてしまった部分が一役買ってくれるんです。
というのも、要はそういった部分ってイレギュラーで発生したミスですよね?
そういう箇所って、人は無意識に覚えてしまいがちなんですよ。
何回か聴いていると、そのうち「あ あと少しで噛んじゃったところだw」と
噛んだ場所に気付けるようになります。
そうすると、頭の中で無意識に区切ってその前後が覚えやすくなったりして、むしろ覚えやすくなることが期待できるんです。
なので、録音した音声の中にこういったつまずきポイントが複数あるのはむしろいいことなんですよ♪
さてさて、ここまでくれば練習も佳境です。
では、最後の章で第三ステージについてお話ししますね!
外郎売を暗記するにはコレ!
課題をもらった日からすぐに暗唱の練習を始めていれば、ここまで到達するのに4日もかからないと思います。
なのでここからは、本格的にセリフを入れていく作業になります。
滑舌練習として外郎売を覚える場合はさほど必要ではありませんが、
お芝居をする際のセリフは「覚える」のではなく「入れる」必要があります。
「セリフを入れる」というのは、若干専門用語的な側面を持つ表現になりますが、
要は「頭でセリフを追わなくてもスルスルとセリフがよどみなく出てくる状態まで体に染み込ませること」です。
言い方を変えると、「別のことを考えていてもセリフをよどみなく言える状態」ということになりますね。
お芝居をする際は、感情が激しく動いたり、
「もっと声を高めでお願いします」とか
「もう少し感情抑え目で」とか
「そのセリフ、とにかく早口で!」みたいに
演出上のチェックが入ることがありますから、セリフを追うのに必死だとそういったことに対応できないんですよ。
なのでお芝居のセリフは、体に入れて初めて「覚えた!」と言えるということになります。
で、さすがに録音した音声を100回聞いただけではセリフを入れられないですよね?
というわけで、ここからひたすら音読を行います。
録音した音声を流しながら、自分も小さい声でセリフを音読していくんです。
もちろん覚えきれていない部分は、録音した音声を聴いて思い出した時に合流すればOKです。
覚えている部分は音声と一緒に読んでいってください。
これを続けていくうちに、録音された音声に頼らずとも音読ができるようになってくると思いますので、そうしたら録音した音声は卒業です。
何も見ずに、暗唱の練習をしていきましょう。
もしド忘れしてしまったり覚えが甘かったりした場合は、一瞬台本でセリフを確認したり、録音した音声と一緒に音読をする練習に戻るなどして、確実に体にセリフを入れていくようにしてくだいね。
この方法を使えば、外郎売のような長い文章でも1週間あれば体に入れられますし、
掛け合いを必要とするセリフ等もしっかり覚えることができます。
※セリフの場合は、自分のセリフだけでなく、すべてのセリフをきちんと録音するようにしましょうね。
まとめ
今回は、外郎売の覚え方についてお話ししました。
是非参考にしてみてくださいね!