こんにちは!
家の中に羽アリが飛んでる!と気づいた時、気持ち悪さのあまり
すぐに駆除して目の届かないところに遠ざけてしまうのではなく、
1つ確認していただきたいことがあるんです。
それは、「その羽アリがシロアリではないか」という点です。
この作業を怠ると、もし侵入していた羽アリはシロアリだった場合、
後々面倒なことになるので、必ずこの見極め作業は行ってください。
今回は、専門家でなくても簡単に
「家に侵入した羽アリが、シロアリなのかそうでないのか」を見分けられる、
オススメの方法をご紹介します!
目次
シロアリと普通の羽アリの見分け方は?
以前、台風の後に家の中に羽アリが大量発生する事例をテーマにした記事を書きましたが、そちらでもお話したとおり、
タイミングはどうであれ、決まった時期に家の中に羽アリが大量発生する場合は
家の中、もしくは庭などの家の近くにアリの巣がある可能性が高いです。
そして、もしそのアリの巣がシロアリの巣だった場合は、
早急に専門の業者さんに駆除依頼をするなどして対応する必要があります。
そのため、家の中に発生した羽アリがシロアリなのか否かを見極めるのは、
とっても大切なことなんですね。
で、本題の見分け方についてお話していきますと、
その方法は大きく分けて2つあります。
1つ目は、実際に飛んでいる羽アリを捕獲して、
体の特徴からシロアリなのかを見極めるという方法です。
幸いなことに、同じ羽アリでもシロアリと他のアリとでは
明確に体の特徴が違うので、特に専門の知識がなくても
簡単に見分けることができます。
2つ目の見分け方は、家の中に羽アリが発生した時期から
判断するというものです。
こちらも、シロアリが羽アリとなって飛び回る時期は1年の中でも限られているため、
羽アリが家の中を飛んでいる時が明らかにシロアリの飛来時期と異なる場合は
シロアリではないという可能性がぐっと高くなります。
次の章から、この2つの見分け方について、
具体的な方法等を詳しくお話していきますね。
シロアリと普通の羽アリはここで区別する!
まずは、羽アリの体の特徴から判断する方法についてお話ししましょう。
本来であれば、実際にシロアリの羽アリの写真をご覧いただくのが
一番わかりやすいのですが、虫のビジュアルが苦手な方も多いと思いますので、
最初に特徴を文章でお伝えしようと思います。
正直、文字で読むだけでもかなり違いを理解していただけます。
念のため、特徴を文字でお伝えした後の方に
シロアリの羽アリと普通の羽アリの比較画像も
リンクで飛べるようにしてありますので、
虫の画像が大丈夫な方は合わせてご確認ください。
【シロアリの羽アリの体の特徴】
・体の割合に対して羽が1.2~2倍ほど大きい
・羽が前後で同じ大きさをしている
・寸胴型の胴体をしている(くびれている部分がない)
・触角が短くてまっすぐ(折れ曲がっていない)
・羽だけがたくさん床に落ちている
【普通の羽アリの体の特徴】
・体と羽の割合が同じくらい
・前後で羽の大きさがちがう
・腰(お尻の前)がくびれている
・触角が長めで途中で折れ曲がっている
羽アリの比較画像はこちらからご覧ください
(少し画面をスクロールしていただければ、比較イラストをご覧いただけます)
だいたいこんな感じでしょうか。
かなり体のつくりが違うことがお分かりいただけたと思います。
それもそのはず、実はシロアリってアリではないんです。
シロアリを生物学的に分類すると、「昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科」とされており、
「ゴキブリの仲間の中からものすごく社会性を発達させた種族」とされているんです。
そりゃ生物上別のものならこれだけ違って当然ですよね。
(ってかゴキブリの仲間って… 汗)
では、次の章では、もう一つの羽アリの見分け方、
時期で見分ける方法についてお話ししますね。
シロアリが羽アリとなって飛ぶ時期からも判別可能!
では、羽アリが飛ぶ時期から判別する方法について詳しく
解説していきますね。
まず、日本でシロアリ被害を起こすシロアリは
「イエシロアリ」と「ヤマトシロアリ」の2種類が大半で、
それ以外のシロアリによる被害はごくごく稀です。
なにせ、この2種類のシロアリが日本のシロアリ被害の99%を占めていますからね 汗
逆に言えば、この2種類のシロアリの飛来時期にどちらも当てはまらなければ、
家に侵入した羽アリがシロアリである可能性はぐっと低くなるということです。
では、各シロアリの主な飛来時期ですが、
一般的に、ヤマトシロアリは5月のゴールデンウィーク前後の昼間が多く、
イエシロアリは6月の梅雨時期、中でも夕方から夜にかけてが特に多いです。
ヤマトシロアリは蒸し暑い日の昼間が最も発生しやすく、
イエシロアリは梅雨時の夕方以降に電気や電灯類に群がって飛ぶことが多いですね。
もし、あなたのお宅に侵入した羽アリがこれらの時期に当てはまる場合は、
前の章でご紹介した「羽アリの体の特徴で見分ける方法」も実践してみてください。
「時期的にはシロアリの飛来時期に重なるけど、体の特徴的には違う」という場合は
シロアリではない可能性が高いですので、きちんと確認しましょう。
まとめ
今回は、家に侵入した羽アリがシロアリなのかを見極める方法を
お伝えしました。
もし万が一、家に発生した羽アリがシロアリだった場合は、
専門の業者さんに相談することをオススメします。
☆以下のページで、羽アリに関するお悩みの解決記事を一覧にしてまとめております。
ぜひ合わせてご覧ください!
羽アリ対策記事のまとめページはこちら!
こちらのページにある羽アリの特徴がどちらも羽アリ(シロアリ)になっていますが、書き間違いでしょうか? そこがよくわからなかったので念のため、コメント入れてしまいました。すみません。
引き続き、参考にさせていただきます!
kaeさん
コメントありがとうございます。
当該箇所を確認しましたところ、ご指摘いただきました通り、書き間違いでした 汗
大変失礼いたしました。
(先ほど、修正対応が完了しました)
ご報告、感謝します!
ありがとうございましたm(_ _)m