こんにちは!
今回のテーマは うつ病 です。
「なんかここ最近、疲れてるなぁ」と思って、
ふと見かけたうつ病診断サイトで診断してみたら
「うつ病の疑いがあります」と出た…
かなりショックですよね。
「自分がうつ病?そんなわけない!」と思って、
似たようなサイトをいくつも訪問して診断してみても
「要治療」とか
「精神科への受信をおすすめします」というような結果が出てしまう。
もう本当に自分はうつ病なんじゃないか… と思い込み、
「仕事はどうしよう」とか
「精神科に行って何年も治療しなくちゃいけないのかな…」と、
様々な不安で頭の中がごちゃごちゃしてしまって…
お気持ち、すごくよくわかります。
実は、私も半年前に同じような状況になっていました。
まずは、ひとまず落ち着いてください。
深呼吸をしてもイマイチ落ち着けなかったら、
コーヒーや紅茶、緑茶など、好きな飲み物を用意しましょう。
少し落ち着けたら、
この記事の続きをゆっくりと読み進めていただければと思います。
これから、私の体験談を交えつつ、
「もしかしてうつ病?」と思った時の不安を1つずつ解消していきたいと思います。
是非、急がずゆっくり読み進めていただきますよう、お願いしますね。
目次
うつ病診断をネット上で行って要治療と出たときは
まずは、根本的な疑問を解消しましょう。
ネット上のうつ病診断サイトで「要治療」などの結果が出たら、
その時点で自分はうつ病確定なのか?
この疑問への回答ですが、
そうと決まったわけではありません。
ネット上にあるうつ病診断サイトの精度はかなりまちまちで、
あなたが診断したサイトの精度が低いだけだった可能性も否定できません。
なので、いくつかのサイトで「うつ病の疑いがある」という結果が出ても
決して悲観的になることはありません。
とはいえ、あなたが自分からネット上のうつ病診断テスト受けているという事実から、
少なからずあなたの心は疲れていると言えます。
これが五月病や季節の変わり目などによる一時的な疲れなら問題ないのですが、
もし本当にうつ病だった場合、早急に適切な治療を受ける必要があります。
診断サイトでうつ病の疑いがあるという結果が出ても
悲観的になる必要はないと思いますが、
念のため、一度病院に行くことをオススメします。
ここまで読み進めたあなたは、
「え…精神科に行かなきゃいけないの?」
「精神科って、ハードルが高いというか、行きづらいんだけど…」
と思うかもしれません。
ですが、この点に関しても心配は要りません。
次の章からは、私が実際に病院に行き、診療を受けたときのお話をしつつ、
心の病院に行く際の流れをお伝えしていきますね。
うつ病診断をしてもらいたいときに行く病院は何科?
まず、
うつ病が心配な時に行く病院は、精神科だけではありません。
心療内科や、メンタルクリニックと呼ばれる病院があるんです。
詳しい定義の違いなどは割愛しますが、
これらの方が少しハードルが低いように感じませんか?
私が半年前に行ったのもメンタルクリニックでした。
当時の私も少し心が疲れていて、
ある日の朝、「自分がうつ病なのかどうか、とりあえずはっきりさせよう」
と思い、メンタルクリニックに電話をかけました。
電話に対応してくださった方は、とても物腰が柔らかったです。
電話をかけてくる患者さんはみな心が特にデリケートな状態ですから、
そこに対する配慮なのだと思います。
無事、クリニックに到着すると、
待合室に案内され、CES-D(セスデー)とバウムテストというものを受けました。
CES-Dは設問に答えていく形式のテストで、約5分程度で終わるボリュームにもかかわらず、
うつ病を90%の精度で見抜ける優れたテストです。
また、バウムテストは「白い紙に木の絵を描く」というもので、
その絵から心の状態を読み取っていくというテストです。
これらの情報をもとに、心理士の先生との面談を経てうつ病かどうか判断すると
説明を受けました。
そして先生との面談の結果、私は初期のうつ病に近い状態と診断されました。
しかし、すぐに投薬治療などに移ることはなかったです。
私自身、投薬治療を望んでいなかったということもあり、
「様子を見つつ、また心が苦しくなったら来てください。」
ということで、その日の診察は終了しました。
私が体験したお話は以上になります。
文字にすると大したことをしていないように思われるかもしれませんが、
実際に行った身としては、かなり心が楽になりました。
今まで「自分はうつ病かもしれない」という漠然とした大きな不安が頭の中を
ずっと埋め尽くしていたのが、
「自分は初期のうつ病に近い状態」
「すぐに投薬が必要というレベルではない」
「いざというときは、またクリニックに行けば適切な治療をしてもらえる」
など、自分の状況がはっきりわかったことが大きかったです。
「うつ病かもしれない」と思っても、まわりに言えずにため込んでしまい、
余計に心を傷めてしまうという例も少なくないそうです。
咳がなかなか止まらないときに内科に行くように、
最近心が疲れているかも…と思った時は、
心療内科やメンタルクリニックに足を運んでみましょう。
うつ病診断の結果によっては仕事をやめなければいけないのか?
社会人にとっては、「うつ病になったから会社を辞める(休む)」ということは
決して簡単なことではありません。
業務の引き継ぎや抱えているプロジェクト等、会社を離れられない理由は
みなさんそれぞれにあると思います。
ここで生じる疑問として、
「うつ病と診断されたら会社を辞めなきゃいけないのか?」についてお話しします。
結論から申しますと、
うつ病の程度によりますが、会社を辞めなくて済むことも十分にあり得ます。
極端な話、うつ病になった原因が会社でのオーバーワークとか、
会社でのセクハラやパワハラだとかでない限り、会社を辞める必要はないです。
会社に原因がある場合はその元を断たなければいけませんから、
こういう場合は転職などが必要になってくると思いますが、
そうでないならそんなに深刻に考える必要はないんです。
会社にきちんと事情を説明して、
お休みをとっても問題ないか、確認しましょう。
会社としても、満身創痍で今までのパフォーマンスが発揮できないあなたに
無理に出勤してもらうより、早く治してまた活躍してほしいと考えるはずです。
会社のみんなに迷惑をかけてしまうとか、余計なことは考えずに、
出来るだけ治療に専念するようにしましょう。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
少しでもあなたの心が晴れたり、
今後の行動の指針となれば幸いです。
最後に、おまけのお話をしておきますね。
みなさんは、「サーモスタット」ってご存知ですか?
オーブントースターや電子レンジで、
内部の温度が一定以上になると自動的に加熱をやめて
発火などの事故を未然に防ぐ機能です。
今、あなたの心はこのサーモスタットが働いている状態なのかもしれません。
日々の疲れやストレスで心が疲れていて、
もう少しこのまま頑張り続けたらあなたの心が壊れてしまう。
そうなる前に、心がSOSを出しているのかもしれません。
うつ病は心の甘えや怠けではありません。
あなたの体を守ってあげられるのはあなただけです。
心のSOSを見逃さないであげてくださいね。