こんにちは!
今回のテーマは、熱中症予防です。
本格的に暑くなってくると、テレビでも熱中症の危険度を知らせてくれますし、
「出かけるときは帽子をかぶって!」
「こまめに水分補給をしっかりと!」
「水分と一緒に塩分も一緒に摂ることを忘れずに!」と毎年のように聞くと思います。
でも、塩分をとるのって、人によっては少し抵抗があったりしませんか?
高血圧で塩分を控えなければいけない、という方って、かなりいらっしゃると思うんです。
かくいう私も、塩分は控えなきゃなぁ と思っているタチでしてw
そこで今回は、熱中症予防に塩分をとることの是非について、
徹底検証していきたいと思います!
目次
熱中症予防には高血圧の人も塩分をとるべきなの?
まずはここですよね。
「熱中症予防だからといって、塩分を制限している方も塩分をとっていいのか?」
という疑問からお答えしたいと思います。
結論から申しますと、
基本的に、熱中症予防として塩分を摂取する必要はないです。
「え!? じゃあ連日聞く『熱中症予防には塩分を摂れ!』ってのは何なの?」と
びっくりされた方も多いのではないでしょうか?
たしかに、熱中症予防として塩分をとるメリットがゼロなわけではありません。
そもそも熱中症とは、
体の中から水分と電解質が過剰に失われることで症状を起こすとされています。
電解質とは、ナトリウムやクロール、カリウムなどの成分の総称で、
主に汗として体外に流れ出てしまうものになります。
電解質が失われると、体液のバランスが崩れてしまい、
めまいや立ちくらみをはじめとする熱中症の各症状が出るというわけです。
ですが、
よほど人間離れした汗っかきの方でない限り、
体内の塩分が失われることをそこまで心配する必要はありません。
詳しい理由は次の章でお話ししますが、
基本的に高血圧などによる塩分制限を破ってまで
追加で塩分をとる必要はないと思っていただいて問題ないと思います。
というか、
高血圧だろうが塩分制限してようが、そんなことは関係なく、
基本的に熱中症対策として塩分を摂取する必要はありません。
その理由は、次の章をご覧ください。
熱中症予防に塩分摂取はそもそも必要ない!?
では、
「熱中症対策に塩分摂取は必要ない!」という点について、
順序立てて説明していきますね。
先ほどもお話ししましたように、
「暑い夏は普段より汗が出やすくて電解質が減るから、塩分を補給しなさい」
という理由から、塩分をとるように促されるようになったのですが、
ちょっとまってください。
日本人ってそもそも塩分を摂りすぎているんです。
お漬物から始まり、ラーメンやお寿司、その他外食全般どれをみても、
基本的に日本人は塩分を多く摂取しがちです。
ラーメン等はともかく、お寿司に塩分が多いということに関しては
意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、冷静に考えてみてください。
お寿司を食べた後、妙にのどが渇いたりした経験ありませんか?
お寿司を食べるときにお醤油につけると思いますが、
そもそもシャリにも塩味がついているんですよ。
そして美味しいもんだからパクパク食べてしまうと、結構な塩分量になってしまいます。
なので、きちんと毎日食事を3食しっかり食べているという方は、
その3食で塩分量は十分間に合うハズなんです。
極端なダイエットをしていて1日1食しか食べていないとかいう場合は
塩分量が足りなくなる可能性があるのでその限りではありませんが、
そもそも極端なダイエットは体にものすごい悪影響を及ぼしますので、
熱中症を心配する前に生活スタイルを変えることを強くオススメします。
とにかく、熱中症対策だからやむ負えず塩分をとらなきゃ…
なんて思い悩む必要はもうありません!
このことを是非覚えておいていただければ思います。
最近になって、世の中は減塩がブームになっていると言っても
過言ではありません。
ホント、最近の塩分の嫌われ方ったらスゴイですもんねw
(あと糖質もw)
ですが、塩分って、そこまで毛嫌いする必要ないんですよ。
「塩分をとりすぎると高血圧になる」
「高血圧になると、やがて脳梗塞などを引き起こして死に至る」
↑上記のようなシナリオで塩分はめちゃくちゃ嫌われていますが、
実はこのシナリオ、最近になってかなり覆っているんです。
このお話については、
別の記事で詳しくお話していますので、
ご興味ありましたら是非ご覧ください!
高血圧に塩分は関係ない!?隠された嘘とホントをこっそり教えます…
まとめ
今回は熱中症予防に塩分摂取は必要ない!
というお話をお伝えしました。
お伝えしたとおり、基本的に、こまめに水分を取っていれば
熱中症になることはありません。
もし、万が一、水分をしっかり取っているのに
くらくらしてきた…という事態になった場合には、
塩アメなどで塩分を補給するといいと思います。
ちなみに、その時点で、
すでに軽い熱中症が始まっている可能性が高いです。
普段汗をかき慣れていない方などは、上手に汗をかくことができず、
電解質を人より多く含んだ「濃い汗」をかいてしまう傾向にあります。
普段、基本的にクーラーの効いた部屋で過ごしている方などは、
アウトドアに出かける際は注意してくださいね。