こんにちは！
この時期になると、多くの方は今年の健康診断を済ませた頃かと思います。
私は、最近になって血液検査の結果を見た内科の先生から必ず言われるのが、
「高血圧気味なので、塩分には注意してくださいね。」というアドバイスなんです。
みなさんも、一度は経験があるかもしれませんね。
ただ、この話、実はかなりアヤシイんです。
最近になって、「高血圧の原因は塩分ではない」という
今までの常識を根底から覆すような衝撃の理論が出てきているんですよ。
そして高血圧には、それ以外にも隠されたウソと意外な真実があるんです…
というわけで、今回は
高血圧をテーマに、テレビやお医者さんが教えてくれない秘密を
こっそり教えちゃいます！
目次
高血圧に塩分は関係ない!?
では、冒頭でお話しした「高血圧の原因は塩分ではない」という
理論について詳しく見ていきましょう。
まず、これからご紹介する文章を読んでみてください。
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日本人は平均して1日当たり12～15gの食塩をとっています。
これは、アメリカ人の摂取量である8g/日の1.5～2倍にもなってしまいます。
それだけ日本人は高血圧になりやすいと言えるでしょう。
食の細いお年寄りも、食事量の多い青年・壮年層こそ減塩を強く心がけるべきといえます。
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この文章は、減塩を呼びかける際に用いられる文句の一例になります。
なにか違和感を感じませんか？
一見、論理的でまっとうな文章に見えるのですが、
実は根本的におかしいところが隠れているんです。
アメリカ人の平均寿命って日本人よりも短いですよね？
ご紹介したこの文章だと、
「アメリカをお手本として考えると、日本人は食塩を摂りすぎている」
「だから減塩が必要だ。」という論調になるのですが、
日本より平均寿命が短いアメリカをお手本として、減塩を推奨してしまっている
＝減塩は寿命を短くするから推奨 というわけのわからない論理にたどり着いてしまうのです。
この例は少し極端ですが、
冷静に見たらおかしいと気づく文章が横行しているのはなぜか？
それは、高血圧に隠された嘘とホントに みんな振り回されているからなんです。
ここで「高血圧の原因は塩分ではない」というお話に戻ってくるのですが、
これについてもかなりアヤシイです。
たしかに、塩分を多くとることで高血圧になるという現象は存在します。
なので、「全くのウソ」というわけではないのですが、
摂取した塩分量が血圧に関わる体質の人って、案外少ないんです。
「え？みんなそうなんじゃないの？」と思われた方も多いと思います。
塩分で高血圧になる人は、全体の約25％だそうです。
逆に言えば、約75％の日とはいくら塩分をとっても
高血圧にはならないということになります。
実際に自分がどちらの体質なのかを簡単に調べる方法もありますよ。
1週間、塩分の濃い食事をしてみてください。
まず、実験開始前に、その時点での血圧を測っておきましょう。
ご自宅に検査器具があればそれで構いませんし、
お近くのコミュニティセンターや健康センターなどに置いてあることも多いので
探してみてくださいね。
海鮮丼に醤油をたっぷりかけたり、
ラーメンのスープを残さず飲みきったり、
しょっぱいおつまみをいつもより多めに食べてみたり、
とにかく、意識して塩分を多目に摂取してみてください。
そして、1週間たったら、再び血圧を測ってみるんです。
そうした時に、以前より明らかに血圧が上がっている場合は、
「塩分で高血圧になる可能性が高いタイプ」と判断することができます。
誤差の範疇程度の変化しか見られなかった場合は、
「塩分では高血圧にならないタイプ」となりますね。
ここまでお読みいただいたあなたは、
「じゃあ高血圧の原因って、塩分以外にもあるってこと？」と
思われるかもしれません。
たしかに、ストレスや性格、生活習慣など、
様々な要因が絡むことは事実ですが、
あえてご紹介はしなくてもいいかなと考えています。
その理由は次の章でお話ししますね。
塩分以外にもまだあった！高血圧の嘘とは？
高血圧には様々な原因がありますが、あえてご紹介しない理由。
それは、高血圧自体がそもそも病気ではないからです。
これが、高血圧にまつわる最大のウソといえるかもしれません。
どういうことかといいますと、
テレビや病院などでは、さも病気のように扱われますが、
高血圧が原因で死亡するなんてことはほぼありません。
例えば、血圧175と125の人で比較した場合、
前者の人の方が脳卒中などのリスクが高いように感じるでしょう。
しかし、大阪ガン循環器病予防センターの研究では、
前者が2.7人/1000人、後者が1.8/1000人という結果だったそうです。
この結果を重く受け止めるか否かはみなさん次第ですが、
私としては誤差の範疇かと思います。
もともと、血圧の基準値は「年齢+90」とされていたのですが、
ある時から「年齢に関係なく160」になり、それが徐々に下げられていき、
2014年の夏には「130(120が最適)」という風に改定されていっているんです。
そして、最近の「個人差や年齢差はなく、血圧は低いほど良い。」という
論調が確立されていったというのが、日本人と血圧との歴史なのですが、
これもアヤシイです。
20代の健康な方でも、血圧は100～140程度まで幅があるものでして、
100の人が正常で、140の日とは高血圧で治療が必要、
なんてことにはなりません。
身長や性格にも個性があるように、血圧も個性なんです。
また、年齢が上がるにつれて血圧が上がっていくのも全く問題ありません。
むしろ正常です。
人間は、年を取ると体の内側と外側の色々な部分が硬くなってきます。
血管もその一つでして、血管の伸縮性が減る分、
同じ量の血が流れていても血圧自体は上昇することになるんです。
が、人間の体はとても賢くできています。
加齢によって硬くなった血管を認識できず、血管を破裂させてしまうような
おバカな心臓は誰も持っていないんです。
みなさんの心臓は、きちんと血管の硬さにあっていて、
なおかつ全身に血が行きわたる最適な血圧を維持しようとしてくれますからね。
血圧の値の話に戻りますと、
従来の基準「年齢+90」が人間のあるべき血圧に最も近いです。
ちなみに、40代以下の方は血圧の値を気にする必要ナシです。個性ですから。
なぜこのように高血圧に関してはウソが多いのか？
最もうがった見方というか、最悪のパターンを想定してお答えしますと、
一部の人たちが儲かるからです。
高血圧は病気だといういう風潮を蔓延させ、病院に訪れる人を増やし、
降圧剤やその他の薬の売り上げが上がる、というメカニズムで、
確実に儲かる市場がでてくるんです。
特に、徐々に血圧の基準値を下げて行ったことがいやらしいポイントで、
基準が下がれば、「あ！オレ高血圧だ！」という該当者がどんどん増えますよね？
その度に病院に訪れる人が増え、薬の売り上げも上がります。
これを、「疫病利権」といい、降圧剤ビジネスの市場は1兆円規模とも言われています。
これが本当の理由かどうかは定かではありませんが、
とにかくお伝えしたかったことはただ一つ。
高血圧は病気ではない！
これだけでも覚えておいていただければと思います。
まとめ
今回は、高血圧についてお話ししました。
【合わせて読みたい！】
風呂で抜け毛が多いのは当然!?薄毛の始まりの見極め方と対策をご紹介
医療の世界の常識は時代によって二転三転するものです。
お風呂の最適な温度もそうで、
以前は熱い方がいいといわれていましたが、最近はぬるいお湯が推奨されています。
しかし、最新の見解では、「人による」だそうです。
おいっ とツッコみたくなりますが、
そういうことが当たり前に起こるのがこの世界です。
一過性の情報やブームに惑わされずに、正しい情報を常に意識して
身につけるようにしていきたいですね。
