こんにちは!
花火シーズンとなるこの季節、人々が花火を楽しんでいる一方で
ワンちゃんは気が気でないかもしれません。
これは本当にご家庭によってものすごい差があって、
花火がドカドカ上がっていても全く気にせずのんびり過ごせるワンちゃんもいれば、
花火が上がる度におびえてしまって叫んだりパニックになってしまうワンちゃんもいます。
もし、あなたのご家庭のワンちゃんが後者のタイプなら、
是非対策をとってあげることをオススメします。
本記事では、
花火を怖がるワンちゃんに向けた対策をお伝えします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
犬が花火を怖がるときはきちんと対策をしてあげよう!
実は、一部のワンちゃんにとって、花火はかなり強烈なストレスになります。
毎年のように花火大会で花火の音を聞いて、慣れてしまうという可能性もなくはないですが、
慣れるまでの過程というか、リスクを考えると、放置はオススメはしません。
実は、犬の脱走の原因で一番多いのが花火や雷だといわれており、
パニックを起こして無我夢中で走り去ってしまうため、帰巣本能ではどうにもできず、
家に帰ってこられない場合が多いんですね。
逃げ出さないにしても、花火が上がりだすと家の中に入りたがって
網戸をガリガリしだすようなら、ワンちゃんは間違いなく花火が苦手なタイプだと思われます。
また、花火に対する恐怖からさまざまなストレス性の病気を発症することもあります。
軽い場合ですと、ストレス性の皮膚炎になってしまう例が多く、
爆少し症状が重くなると、竹や雷などの突発的な大きい音に過敏に反応して
パニックを起こしてしまうようになる場合もあります。
また、大型犬の場合、「胃捻転(いねんてん)」というショック性の病を発病し、
死に至ることもあるくらいです。
花火が怖いワンちゃんにとって、花火大会はまさに地獄というわけです。
でも、花火を怖がるワンちゃんと、花火を全く怖がらないワンちゃんがいるのは
なぜでしょうか?
この差は、のちにお話しする対策に関係してきますので、
まずは次の章でその点についてみていきましょう。
花火の音を犬が怖がるのはなぜ?
花火を怖がるワンちゃんは、たとえ花火が見えなくても、音で多大なストレスを感じます。
では、なぜ花火の音がワンちゃんによくないのでしょうか?
理由は様々ありますが、最も大きな理由は花火の音が低周波数の爆音であることです。
そもそも動物は原因のわからない大きな音を怖がります。
特に、上からの音には強い反応を示す傾向にあります。
というのも、自然界において爆音レベルの大きな音というのは
地震による地鳴りや雷、火山の噴火など、命に関わる重大なサインです。
人間には花火が無害であることが理解できますが、犬にはそれができません。
花火は、命の危機かもしれない大きな音が長い間鳴り続けるわけですから、
そりゃトラウマ級のストレスになって当然です。
ただ、いわゆる社会化期といわれる時期に安全な環境で育てられた犬は
花火に抵抗を示さない傾向にあります。
社会化期は、生後3、4週齢~12、13週齢ごろを指し、
一般的に「犬自身が社会に慣れる期間」とされています。
この時期に母犬や飼い主に守られて育った犬は、安全が保障される場所を知っていて
なおかつ安全が保障される経験をしているため、花火の音にもドンと構えることが
できるようです。
それでは、ここまでをご理解いただいたうえで、
「うちの犬は間違いなく花火を怖がってるみたいなんだけど、どうしたらいい?」
という方に向けて、対策をご紹介しますね。
次の章へどうぞ!
花火の音でパニックになってしまう場合は
それでは、ワンちゃんが花火を極度に怖がる場合の対策についてお話していきますね。
これまでのお話しから、ワンちゃんにしてあげるべき対策は、
・音そのものを小さくして命の危機を感じさせないようにする
・安全が保障される場所へ入れてあげ、安心感を与えてあげる
という2点になるかと思います。
そうなると、とるべき対策は1つ。家に入れてあげることです。
一度花火の音がトラウマになってしまうと、
家に入れてあげても吠えたり震えたり、怯えてしまうことがありますので、
そういった場合は、飼い主さんがそばにいてあげるようにしてあげてください。
要は、安心感をしっかり与えてあげることを意識してください。
これを繰り返すことで、だんだんとワンちゃんも慣れてきて、
いずれ家の中にいる分には花火を怖がらなくなると思いますよ。
(ここで無理をして再び外で過ごさせるのはトラウマ再発の原因となりますのでやめましょう)
まとめ
今回は、ワンちゃんが花火を怖がる場合の対策についてお話ししました。
人によっては、「ワンちゃんを甘やかしちゃだめよ!外に出しときゃいいのよ」と
いう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ワンちゃんにとっては文字通り死活問題です。
家にワンちゃんを入れるのが抵抗あるという方も、せめて玄関までは入れてあげるなど、
ワンちゃんが安心できる環境を少しでも整えてあげると良いですね。