こんにちは!
みなさん、夏休みの宿題は終わりましたか?
…たぶん、この記事をご覧になっているということは、
あの宿題がまだ残っているのではないでしょうか?
そう。
読書感想文です!
読書感想文って、
自由研究並みにラスボス感の強い、ボリューミーな課題ですよねw
めっちゃわかります。
私も最後の最後まで残してました。
ただ、もし「読む本は自由に決めていい」と言われているなら
あなたはスーパーラッキーです!
なぜなら読書感想文は、読む本によるところがものすごく大きいからです。
逆に言うと、読む本を上手に選べば、読書感想文なんてすぐできちゃいますよ♪
というわけで、
今回は読書感想文にオススメの本を目的別にいくつかご紹介していきたいと思います。
「今年の読書感想文は気合を入れてしっかり取り組みたい!」という方、
「なるべく感想文を書きやすい作品が知りたいなぁ」という方、
「とにかく早く、ラクに終わらせたい!」という方それぞれに向けて、
各章でオススメの本をご紹介していきますので、是非参考にしてみてください!
目次
読書感想文の本選び①おすすめの本は?
では早速行きましょう!
この章では、
「今年の読書感想文は気合を入れてしっかり取り組みたい!」という方に、
読み応えがあって感想を書く手が止まらなくなるような本を
ご紹介していきたいと思います。
①『アンネの日記』
言わずと知れた、名作です。
社会科の授業で習う人権問題とは比較にならないほど
リアルで、残酷で、重い人権問題を学ぶことができます。
内容が内容なので、「よし!やるぞ!」と気合を入れないと
途中でツラくなって挫折してしまいがちですが、
読み終えた暁には読書感想文を書く手が止まらなくなること必至です。
もう、原稿用紙5枚とか一瞬で書けてしまいますよw
それくらい、読みごたえは抜群ですし、
学べることも多く、ついでに先生からの評価も高くなると思います。
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②『もの食う人びと』 辺見 庸
こちらは聞いたことないという方も多いかもしれません。
タイトルからわかるように食べ物のお話しですが、
ご当地のおいしいものガイドや世界中のグルメ紹介本などではありません。
世界の食糧事情を書いたルポルタージュで、
こちらも結構重めの内容となっています。
この本が書かれたのは1990年代初頭なのですが、
数十年たった今読んでも、古めかしさや時代に遅れているといった印象は受けません。
かなり衝撃的な内容ですので、こちらも『アンネの日記』同様
気合を入れて取り組むべき課題図書になりますが、
その分、思うところも多いはずです。
私としては、読書感想文とか関係なしに1度は読んでほしい名著だと思っています。
それくらいおすすめです。
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いかがですか?
「う~ん 重い話はちょっと…」という方や、
もう少しハードルの低い本を探しているという方は、次の章も合わせてご覧ください。
読書感想文の本選び②おもしろくて感想が書きやすい本は?
さて、こちらの章では
「なるべく感想文を書きやすい作品が知りたいなぁ」という方へ
いくつか本を紹介していきますね。
①『夢をかなえるゾウ』 水野 敬也
アニメ化、ドラマ化、舞台化と、さまざまなメディア展開をしている
ベスト&ロングセラー作品です。
笑って、泣けて、そしてためになる、素晴らしい作品だと思います。
もし、良ければなんですが、
ドラマ放送時に主題歌として起用された、
SEAMOさんの「Continue」という曲を用意して、
曲を聴きながら読んで頂けると、より一層ガツガツ読めますw
「Continue」という曲が、クラシックの「威風堂々」のメロディを
そのまま使っており、それに力強いメッセージが乗っかり、
とても背中を押される1曲に仕上がっているんです。
↓こちらから試聴できますので是非合わせてどうぞ!↓
…ちょっと話がそれましたが、
『夢をかなえるゾウ』、是非是非オススメですよ!
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②『君の名は』 新海 誠
はい。
♪前前前世のあれですw
みなさんご存知の、アニメ映画が大ヒットした原作小説になります。
映画を見た方は小説もかなり読みやすいと思いますので、
感想を書きやすいという点に関してはかなりおすすめです。
アニメ映画として大ヒットした本作ですが、
内容は決して子ども向けなどではなく、大人まで楽しめる
濃くて深い内容になっていますから、
読書感想文の課題としても十分アリだと思います。
小説で、またあの感動を味わうのもいいと思いますよ♪
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③『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』 北尾 トロ
この本は、「裁判傍聴記」というジャンルの本になります。
実際にあった裁判を傍聴し、
被告の突っ込みどころ満載の弁明や驚きの判決等をまとめた1冊です。
これまでご紹介した作品とは違い、完全なるノンフィクション作品です。
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一件読書感想文のの課題図書としては不適切なようにも思われるかもしれませんが、
他人の人生を見て学ぶことって、すごく多いと私は思うんです。
たしかに、この本を読んで感想文を書いたところで、
何かしらの賞をもらったり、先生からの評価が上がることはないかもしれません。
でも、そういった点を気にしないのであれば、
純粋に”感想を書く”ということにおいて、
これほどまでに読みやすく、ためになる本も少ないと思います。
今までの読書感想文とは一線を画したものにしたい!
と、ちょっとした革命気分を味わうにはオススメの作品ですよ♪
この章でご紹介した3作品は、どれもメディア展開されているものなんです。
アニメやドラマ、映画など、映像化されたものを最初に見ることで
とっかかりをつかむことができ、感情移入も格段にしやすくなります。
これにより、感想も浮かびやすくなるというわけなのですが、
映像を見るだけで終わりにせず、ちゃんと本も読んでください。
なぜかというと、
本を読まずに提出した読書感想文は高確率でバレます。
極端な話、あらすじなどでかさ増しして、
何とか既定の文字量まで持って行った読書感想文は
評価±0程度で済むかもしれませんが、
ズルをして提出した読書感想文がバレると確実に評価はマイナスになります。
そんなことになるくらいなら、この後の章で紹介する
ラクに仕上げるためのオススメ作品を選んでください。
映像を見るのは
作品への導入として見たり、作品の理解を深めたりするのにはもってこいですが、
映像だけで完結させてしまわないよう、くれぐれもご注意くださいね。
さてさて、
ここまでいくつかご紹介してきましたが、
「学びとか、面白さとかは二の次でいいから、とにかく短い本教えてよ!」
という方、お待たせしました。
次の章で、それ、ご紹介します。
読書感想文の本選び③とにかく楽に終わらせたい人には短編がぴったり!
なんだかんだで、文章を読むのが苦手な方にとっては、
いくら面白くてもおびただしい活字があるだけで苦痛なんですよね 汗
そんなあなたには、とにかく文字量の少ない作品で
パパッと感想文を書いていただければと思います。
「でも、短い本って、大概子ども向けだし…」なんて悩む必要はありません!
うってつけの本がありますよ。
それは…短編集です!
短編集で特にオススメなのは、芥川龍之介の作品集ですね。
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『蜘蛛の糸』、『蜜柑』、『トロッコ』、『羅生門』など様々な種類があり、
基本10分程度で読み切れてしまう内容にもかかわらず、
内容が濃いため、読書感想文にもピッタリなんです。
また、芥川龍之介ということで、先生からの評価も良くなることが期待でき、
それでいて難しい漢字なども少ないので、
一石四鳥のオススメ作品になってます!
最初に読んだ作品が「どうも自分に合わないな」と感じても、
すぐに別の作品に移れるというのも短編集の魅力ですね。
課題図書選びに行き詰った時の最後の砦として、是非ご参考にしてみてください!
まとめ
今回は、
読書感想文の課題図書について、目的別にオススメをいくつかご紹介しました。
あなたの目的にあった本を見つけて、
読書感想文を仕上げちゃいましょう!
【こんな記事もオススメ!】
読書感想文の書き方のコツを伝授!書き出しの内容や全体の構成は?
↑こちらの記事では、
「よし!読書感想文用の本は決まった!」という方に向けて具体的にどうやって書いていけばいいのか?という点についてお話ししています♪
合わせてご参考にどうぞ!