こんにちは!
今回のテーマは手話の勉強法についてです。
…といっても、手話初心者の方に向けての勉強法です。
「手話、勉強してみたいけど、難しそうだしなぁ…できるかな…」
「手話に興味はあるんだけど、勉強しようにも何から手をつければいいかわからなくて…」
↑という方、意外と多いんじゃないでしょうか?
私は、これまで約100回の手話通訳を経験していますが、
手話を勉強し始めた頃は皆さんと同じような悩みを抱えていました。
確かに、手話には効率よく勉強するための順序やコツがありますので、
闇雲に色々手を出すよりは、勉強の仕方を理解してから始めた方が絶対に良いです。
というわけで、本記事では
手話初心者が手話の勉強を始めるときは、何から手をつけるべき?という観点からお話しし、
オススメの教材や勉強法などについてもお伝えしていこうと思います。
『無理なく楽しみながら手話の勉強をしていきたい!』
『数か月で日常会話ができるレベルになりたいんだけど、その方法ってある?』
↑などなど、いろいろな角度からの勉強法をご紹介していきますので、
是非参考にしてみてくださいね♪
★特に、記事後半でご紹介している”超短期間で日常会話レベルの手話を一気に学べる裏技“は必見です♪
目次
手話の勉強って初心者は何から始めればいいの?
手話を勉強するにあたって、覚えるべきポイントは大きく分けて3つあります。
1つ目は文法です。
文法と言っても、
「うっ… 英語の勉強みたいなやつ来た…」と身構えることは全然なくて、
基本的に手話は日本語の語順とほぼ一緒です。
厳密にお話しすると、手話には「日本手話」と「日本語対応手話」という2種類があって、
多少表現上の文法が違ったりするのですが、特に分けて考える必要はありませんし、
これから勉強を始める!という方が心配する必要も全くありません。
手話を勉強して、実際に手話を使って会話をするようになった時に、
より伝わりやすくするために覚える、という順序でも全然問題ないと思いますよ♪
2つ目は単語ですね。
「うっ… また英語の勉強みたいなやつ来た…」とお思いの方もいらっしゃるかもですねw
でも、これについても そこまで心配する必要はありません。
というのも手話の単語って、日本語の単語に比べたら数が圧倒的に少ないんです。
要は、1つの手話単語が複数の意味を持っていることです。
私自身もそうだったのですが、
手話を始めたばかりの頃は、とにかく単語を早くたくさん覚えたくて、
単語ばかり勉強していたのですが、これが後々ためになったかと聞かれると…
正直微妙なところなんです。
分かりやすく言うと、
学校の英単語テストのために頑張って英単語をたくさん覚えたけど、
英会話の授業で実際に英語を話すとなると、全然話せない… みたいなw
なので、これから手話を勉強し始めるという方は、
単語をガシガシ勉強する必要はありませんし、やるにしてももう少し後でいいと思います。
ここまでお読みいただくと、
「文法と単語は後でもいいのか…じゃあ、結局何から手をつければいいの?」と思われますよね?
その答えが、手話において覚えるべきポイントの3つ目になります。
3つ目は…指文字です!
「…? ゆ…ゆびもじ?」と困惑される方もいらっしゃるかもしれません。
手話について、少し調べている方などはすでにご存じだと思いますが、
手話の世界では、「あ」~「ん」までの50音プラス「が」などの濁音、「ぱ」などの半濁音を全て片手のみで表すことができて、これを指文字といいます。
この指文字が、なぜ手話学習初心者におすすめなのかというと、
「分からない単語を聞く時に超絶役に立つから」なんです!
手話を学習したいという方の中には、
身近に手話を使う方がいて、その方とコミュニケーションをとりたいと思ったことが手話に興味を持たきっかけ という方が結構多く、指文字を覚えておくと実際にその方と手話で話す際にわからない単語を質問できるようになるんですよ♪
例えば、「公園」という単語を知りたい!と思った時、
指文字で「こ」「う」「え」「ん」と表現すれば、「あぁ!公園って言いたいのか♪」と
相手に伝えられるとともに、正しい手話を教えてもらうことができるでしょう。
指文字が使えるようになると、実質、指文字だけで会話できるようになります。
ただ、指文字を連発すると読み取る相手側はストレスを感じてしまいますので、
まず最初は指文字でスタートダッシュを決めて、そこから単語を覚えていく、という流れがベストかと思います。
※イメージでお話ししますと、「りんご」という手話単語はリンゴそのもののイメージが伝わってくるのに対し、指文字は「り」「ん」「ご」と1文字ずつ順番に伝わってくる感じで、ローマ字で書かれている文章を読むような感覚に近いのだそうです。たまにならともかく、これを連発されてしまうと、やはり疲れちゃいますよね 汗
では、その指文字を含め、手話初心者はどうやって手話を勉強したらいいのか? という点について
次の章でオススメの教材と共にお話ししていきましょう!
手話の勉強で初心者向けの教材は?
では、初心者向けの手話勉強法についてのお話しに入っていきたいと思います。
まず、指文字に関してですが、
本屋さんに行って教材を買うのもいいのですが、正直その必要はありません。
普通にインターネット検索で、「指文字 一覧」と検索してみると分かるのですが、すごく簡単に指文字の情報が見つかるんですよね。
手話の教材は意外とネット上に転がっていますので、
気合いを入れていきなりテキストを購入するより、まずは手近なところから始めて手話の面白さや奥深さを知ってから本格的に勉強を始めてもいいかと思います。
手話って途中で挫折してしまう方が多いといわれていて、それを避けるためにも、いきなり本格的なテキストを買って「勉強感」を出しすぎない方が継続して取り組めると思います。
こちらは本ではありませんが、
NHKで毎週放送されている手話の教育番組みんなの手話もオススメです♪
毎週日曜夜7:30~と、毎週金曜午後1:05~の2回放送時間枠がある番組で、
指文字、文法、単語をバランスよく少しずつ楽しみながら学べる番組となっています。
私も、手話を勉強し始めた頃は毎週録画して見てましたw
是非チェックしてみてくださいね♪
ただ、なかなかのんびりしていられないという方もいらっしゃるでしょう。
『できるだけ早く、日常会話が手話でできるくらいに成長したい!』
『手話検定3級を会社でとらなくちゃいけなくなったから、急いで勉強したい!』
↑といった具合で、なるはやで手話を使えるようになりたい方に、一つ裏技があります。
実は、そういった方に向けて、
超速で勉強が進むよう設計されたDVDつきのテキストが存在するんです!
それがこちらです!
↑こちらは、手話ニュースキャスターで我々の業界ではおなじみの谷さんいう方が作られた、初心者さんが一気にステップアップするための専用テキストになります。
一つ目の【特典冊子付き】のみでもかなり勉強になりますし、
二つ目の【ワンステップ手話講座2】も合わせて使うことで、
一気に手話検定3級レベルの知識を身につけることができます♪
・・・と、あんまりここで売り込み文句のようなことを言いすぎると胡散臭くなってしまうのでこのくらいにしておきますが、
・『手話の初心者さんである』
・『手話をできるだけ早く身につけたい』
・『やる気はめっちゃある』
↑あなたがこれらの条件を満たすのであれば、自信を持っておすすめできる教材だと思います!
本気で手話を勉強したいというあなたの強い味方になってくれますよ♪
手話の勉強でおすすめの方法は?
初心者さんが手話を勉強する際に特に注意していただきたいのが、「楽しみながら勉強する」ということです。
先ほどもお話ししましたが、手話は挫折しやすい言語です。
あまり根を詰め過ぎて勉強感を出しすぎるとツラくなってきて、だんだんおろそかになってきてしまうことも十分ありますから、そこだけはご注意くださいね。
それこそ、「毎週のみんなの手話をちゃんと見る」くらいの目標でいいと思うんです。
手話の面白さを知って、もっと勉強したい!と思うようになったら、より本格的な勉強にシフトしていけばいいと思います♪
もし、お友達などで手話の使える方がいるのなら、積極的にお話しする機会を作りましょう!
何度もお話ししますが手話は言語です。
しゃべってナンボです。使ってナンボです。
最初の頃ほど、実際に手話を使う方の生の活きた手話を見て勉強することは
ものすごい財産になります。
是非意識して手話を使うよう心掛けましょう!
「よし!じゃあまずは手始めに指文字から勉強してみるか!」という方は、
指文字は50音の由来で覚えれば簡単♪の記事も合わせてご覧ください♪オススメです!
まとめ
今回は、手話学習初心者の方に向けてオススメの勉強法等についてお話ししました。
【こんな記事もオススメ!】
☆初心者さんに向けた手話に関する記事はこちら!
↑こちらは、指文字や手話の勉強法、手話講座に実際に通ってみた感想など、
手話初心者さんに知っていていただきたい情報をまとめています♪
是非参考にしてみてくださいね!