こんにちは!
みなさんは、クーラーってどのくらい使いますか?
「7月に入るまで使わない!」という方から、
「6月からジメジメが気になりだしたら使っちゃう…」という方など、
さまざまいらっしゃることと思います。
毎年、夏本番の7月、8月は最高気温30℃超えは当たり前で、
35℃以上になることも珍しくありませんよね。
(↑私の平熱くらいですw)
そうなると、午前中からクーラーをつけっぱなしにせざるを得なくなり、
電気代がかさんで、地味に生活を圧迫したりします。
各ご家庭で、色々な節電テクニックを実践していると思いますが、私の知り合いで、
「冷房の代わりに、うちは『除湿』を使ってるの♪」
という主婦の方がいらっしゃったんです。
ちょ~っと待った!
それ、もしかしたら節電どころか、余計に電気代がかかっているかもしれませんよ!?
というわけで、今回は
クーラーの正しい節電テクニックをご紹介していきたいと思います。
最近の夏は、クーラーなしで過ごすにはなかなか過酷ですから、
賢くクーラーを使って、おトクに夏を乗り切っちゃいましょう!
目次
クーラーの節電で除湿を使うのは間違い!?
冒頭でもお伝えした「除湿機能のワナ」についてですが、
なんとなく『除湿』の方が『冷房』より節電になってる気がしちゃいますよねw
「だって、
『冷房』はお部屋をカラッとさせて、更に温度まで下げてくれるのに、
『除湿』はお部屋をカラッさせるだけだから、
やっぱり『冷房』の方がエアコンの仕事量多いじゃん!!」
↑ こんなふうに私も思ってましたw
ただ、ここに大きな勘違いが潜んでいるんです!
除湿機能のメカニズムをひもといていくとわかりやすいのですが、
実は除湿って、”途中まで“冷房機能と同じことをしているんです!
リモコンの冷房ボタンを押してクーラーを動かすと、
しばらくすれば涼しくなって、ジメジメ感もなくなりますよね?
それと一緒で、除湿機能も最初に高めの温度設定で冷房をしているだけなんです。
しかし、除湿機能は湿気は取れても室温は変わらないハズ・・・
そうです。冷えてしまった分はわざわざもう一回温めなおしているんです。
つまり、除湿機能は
「冷房で部屋の湿度をとりつつ気温を下げる」→「下がった分、気温だけ温めなおす」
という二度手間な機能なんですねw
なので、除湿は普通に冷房機能を使うより節電になるどころか、
むしろ余計に電気代を食います。
なので、節電目的で除湿機能を安易に使用すると逆効果になる可能性があるんですね。
ただ、最近のエアコンには
「温めなおさない除湿機能」が搭載されているものもありまして、
俗に『弱冷房除湿』と呼ばれる機能があるんです!
こちらであれば、普通に冷房機能を使用するより節電になりますよ♪
(ちなみに、温めなおすタイプの除湿を『再熱除湿』と呼びます)
機種によって、どちらの形式の除湿機能を搭載しているのかが異なるので、
各ご家庭ごとに、自分の家のエアコンはどっちの形式なのか調べてみてください。
では、あなたがお使いのエアコンは『弱冷房除湿』か?『再熱除湿』か?
それとも両方搭載しているのか?
簡単にチェックする方法をお伝えしますので、エアコンのリモコンをご準備ください!
(カタログやエアコンの取扱説明書でもOKです)
リモコンのボタンの中に、
「カラッと除湿」
「さらら除湿」
「さらっと除湿冷房」というようなボタンはありますか?
多くの場合、
そのようなボタンがあれば『再熱除湿』方式、
そのようなボタンがなければ『弱冷房除湿』方式 とされています。
つまり、節電目当てで除湿機能を使用する際は
上記に挙げた名前の除湿ボタンを押して除湿をしても
節電の効果が期待できないということです。
リモコンを見渡すとただの『除湿』ボタンもあることが多いので、
そちらであれば弱冷房除湿形式=節電向きの除湿機能でで除湿が行えると思われます。
「カラッと除湿」「さらら除湿」「さらっと除湿冷房」といった
特殊な除湿機能は、部屋干しした洗濯物を効率よく乾かしたいときなどに
使う想定でつくられた機能なのだそうです。
梅雨時など、「気温はそこまで高くないけど湿度が高くてツライ…」といった時は、
是非、弱冷房除湿を使用して、おトクに快適に過ごしましょうね。
クーラーで節電するには正しい方法で!
基本的に、エアコンは
「設定温度が外気の温度と離れているほど、電気代がかかる」という風に
考えていただけると良いと思います。
例えば、
気温が30℃の日に25℃設定にするのと28℃設定にするのとでは、
後者が省エネかつ節電になるのは明らかですよね?
時々「外気と設定温度が近すぎるとエアコンが正常に働かず、電気代を損する」と
思っていらっしゃる方もちらほらお見受けしますが、
そんなことはありません。
先ほどご紹介した弱冷房除湿が、冷房より節電になるというお話しからも
お分かり頂けると思いますが、設定温度が気温に近いほど
エアコンが設定温度に近づけようとフル稼働する時間が少なくなりますから、
その分節電になりますよ♪
ちなみに、この理屈から
「冷房より暖房の方が電気代を食う」という理由も説明することができます。
夏は、どんなに暑くても「外気35℃→室温26℃」とすると気温差約10℃で済みますが、
冬は、地域によっては「外気-10℃→室温20℃」とかになって気温差30℃ですからねw
そりゃ電気代食うよって話です。
先ほどの除湿のお話 然り、
「外気と設定温度が近すぎるとエアコンが正常に働かず、電気代を損する」説 然り、
てっきりそう思い込んでいただけで、実際は違うということが意外と多かったりするので、
注意が必要です。
まとめ
今回は、クーラーの除湿機能について確認し、
節電のコツ等をお話ししました。
あと、忘れてはいけないのが
クーラー内の掃除ですね。
面倒だし、中までは手が届かないからと諦めがちですが、
フィルターが汚れるとどうしてもパフォーマンスが落ちてしまいます。
1、2年に1回は業者さんにクリーニングしてもらうのが理想ですね。
それか、最近は自動で内部を洗浄してくれる機能のついたエアコンもありますから、
今使っているエアコンがそろそろ買い替え時だなぁという方は、
思い切ってそういったタイプのエアコンにしてみるのも手ですよ!
長期的に見れば、自分がめんどくさい思いをしなくて済むというメリットも込みで
プラスになると思います♪
ではまた~