こんにちは!
以前、犬に元気がないのは夏バテかも?病院に連れて行くべき要注意な症状は?という記事で
ワンちゃんの体調が優れないときの対処法についてお話ししました。
ワンちゃんも大切な家族ですから、
体調がすぐれないと、とても心配ですよね。
特に、食欲がないと、
「なにか大きな病気が潜んでるのでは?」
「本当はどこか痛いのでは?」と、イヤな考えが色々浮かんできてしまいます。
確かにワンちゃんの食欲がないのは、
夏バテや風邪、その他の病気が原因である可能性もありますが、
単純に、
「今までのご飯に飽きただけ」とか
「あまり動いていないためおなかが空いていない」など、
めちゃめちゃ正常な理由だったりもします。
飼い主からしてみれば「おいっ」と言いたくなりますが、
ワンちゃんだって生き物ですから、それくらいの気まぐれは普通に起こり得るんですね。
なので、「ワンちゃんの食欲がない!何かの病気かも!」とすぐに焦りだすのではなく、
日々のメニューを見直してみて、食欲が改善するか見てみるといいと思います。
もし、メニューを色々試してみてもイマイチ効果が出ないようなら
獣医さんに診てもらうことも視野に入れた方がいいですが、
案外、食事メニューの工夫ひとつで食欲が復活することが多かったりします。
今回は、食欲のないワンちゃんを持つ飼い主さんに向けて、
手作りレシピや市販のエサにひと工夫するアイデアをいくつかお伝えしようと思います。
是非参考にしてみてください♪
目次
犬が食欲ないときはご飯を工夫しよう!
冒頭でもお話ししましたが、
病気以外でワンちゃんの食欲が減退する理由として、
「日中あまり動いていないためおなかが空いていない」
「エサに飽きた」
「暑さで食欲がない」
などが挙げられます。
ここらへんは人間と一緒で、
ワンちゃんでも毎日同じドッグフードだとさすがに飽きますし、
季節の変わり目などは、だるくなったり食欲が減ったりするのです。
そんなときは、是非ご飯を少し変えてみましょう。
特に難しいことはせずに、かなりバリエーションを増やすことができますよ!
例えば、ドライタイプのドッグフードをあげているなら、
それをウェットフードに変えてあげるだけで、見違えるように食べるようになったりします。
犬って意外とグルメでして、ウェットフードを好むワンちゃんって意外と多いんですよw
買ってくる品をドライフードからウェットフードに変えるだけなので、
これが一番手軽といえば手軽ですね。
もちろん逆もしかりで、
すでにウェットフードをあげているならドライフードに変えてみてもいいかもしれません。
また、夏場にオススメなのが、「フードを冷やす」というひと工夫です。
人間も、暑いときは冷えた飲み物や冷たい食べ物がほしくなりますよね?
そこら辺に関してはワンちゃんも同じでして、
あらかじめ冷やしておいたものをあげるようにすると、
食欲が改善したという例があるんです。
夏の暑さが原因で食欲が減退しているワンちゃんには効果てきめんだと思いますよ!
「忙しくて、手作りごはんを作ってあげる時間がない!」という方も、
今までのエサに一工夫するだけなら時間を見つけて実践しやすいと思います。
次の章で、もう少し手の込んだひと工夫についてお話ししていきますが、
調理時間自体は長くても20分くらいだと思います。
慣れれば10分でできるモノや、大量に作ってストックしておけるものもありますので、
ぜひ、合わせて参考にしていただければと思います。
犬が食欲ないときは手作りご飯で食欲回復!?
タイトルで「手作り」と謳いましたが、実際のところは少しニュアンスが違いまして、
正しくは「ちょい足し」のイメージがぴったりくるかと思います。
というのも、ドライフードやウェットフードどちらを選んだにせよ、
ワンちゃんは毎日既製品を食べているわけで、
素の食材をあまり口にすることがないんですね。
人間で言えば、毎日レトルト食品を食べているといった感じでしょうか。
カレーや親子丼等、メニューは様々あっても、結局あの「レトルト感」に飽きてくるんです。
なので、ワンちゃんにも素の食材を食べさせてあげよう!ということで、
1つオススメの食材をご紹介したいと思います。
それは、
鶏のささみです!
基本的に、犬に脂の多いものを与えるのはよくないこととされています。
普通のもも肉やむね肉を与えてしまうと体調を崩してしまいかねないため、
与えるのはあくまで鶏のささみ限定、という形でお伝えしています。
鶏のささみは脂も少ないですし、栄養価も高いので、
まさにうってつけのちょい足し食材といえます。
具体的にどうちょい足ししていくかについてですが、
茹でた鶏のささみをフォークなどでほぐして、
冷やして与えてみてください。
冷えたものをあまり食べないワンちゃんの場合は、
やけどしないよう、常温で冷ましてから与えてください。
フォークでほぐすことによって香りが引き立つため、
食欲増進に繋がり、かなりの確率で食べてくれます。
ちなみに、ささみを茹でたときの茹で汁も使い道がありまして、
それをドライタイプのドッグフードにかけてあげたりしても、
喜んで食べてくれることが多いですよ!
人間で言うスープごはんみたいになって、おいしいんだと思います。
ご家庭によっては、生肉を与えているというところもあるようですが、
食欲が落ちて抵抗力が下がっているワンちゃんに生肉をあげるというのは
私個人としてはあまりオススメできません。
「うちの子、生肉ならガツガツ食べてくれるの♪」というのなら
結果オーライかもしれませんが、出来るだけ生肉は避けましょう。
ワンちゃんの腸の活動が活発でない可能性もありますので、
なかなかごはんを食べてくれないという場合はワンちゃんのためのサプリメントを使ってみるというのも賢い方法です。
食欲ない犬でも食べやすいオススメのレシピとは?
さて、最後のこの章では、
ひと工夫でも、ちょい足しでもない、ガチ料理になります。
ワンちゃんのために1品料理するということです。
これを聞いて、「えっ…」と少しでも思うのなら、
やめておいた方がいいかもしれません。
犬は頭のいい動物ですから、美味しいものに巡り合うと、その味を覚えます。
継続して作ってあげられる自信のある方のみ、
実践してみてください。
その代わり、食欲増進の効果はかなり期待できます!
なにせ、人間が食べてもおいしいですからねw
今回ご紹介するのは、「野菜とお肉のスープ」です。
用意する物は、ゴボウやニンジンなどの根菜類と、鶏のささみです。
根菜類は消化に良いようにみじん切りにしてやわらかくなるまで茹で、
鶏ささみはごく少量のバターやオリーブオイルでソテーします。
ソテーした鶏肉は、小さく裂いておきましょう。
無塩のだしの素で味付けしたスープに具材を入れ、
ひと煮立ちさせて冷ませば完成です。
お好みで溶き卵やゴマ、刻んだブロッコリーやひじきなどを入れてもいいですね。
人間が食べてもおいしいので、ワンちゃんにとってもごちそうになると思いますよ!
また、ご自宅にホームベーカリーがある方は、
パンを作って与えるというのもいい手です。
パン単体でもいいですし、犬用のミルクと一緒に与えても喜ぶと思います。
塩分等が気になるという方は、強力粉とお水とイースト菌だけで
十分おいしいパンができますから、是非作ってみてください。
一斤分作る場合ですと、下記の分量で作ることができます。
・強力粉250g
・水180cc(気温25℃以上の時は170cc)
・ドライイースト小さじ1弱
正直、無塩の食パンも売っているお店もありますので、
お店を探せばわざわざ作る必要はないのですが、
自宅で作ったパンをトースターでチンして食べるおいしさは格別です♪
ワンちゃんと一緒に、飼い主さんもおいしく食べることができますから
お料理好きの方にはかなりオススメですよ!
とはいえ、会社で働く方や一人暮らしの方にとって、
毎日ワンちゃんのご飯を作ってあげるというのはなかなか大変なことです。
ワンちゃんの体調を気遣って一生懸命毎日ご飯を作ってあげた結果、
飼い主さんの方がオーバーワークでダウン…みたいなことになったら本末転倒ですからね 汗
そういう場合は、土日などのお休みの日に手作りご飯を作ってあげて、
平日の忙しい時などはワンランク上のドッグフードに頼る、というのもいい方法だと思います。
最近では、人間も食べられる食材のみを使用して、
着色料やオイルコーティングなどを使っていない、自然派のドッグフードも増えてきています。
こういったものを時々挟みつつ、手作りご飯と併用していけば
ワンちゃんとしても食感や味の違うごはんが毎日楽しめて嬉しいはずですからね♪
ワンちゃんと飼い主さん、2人ともWIN-WINになれるよう、
上手に活用していきましょう♪
まとめ
今回は、ワンちゃんの食欲が落ちたときの対処法についてお話ししました。
もし、この記事でお伝えしたことを試していただいても
ワンちゃんの食欲が改善せず、元気もない、少し痩せてきた気がする…
という場合は、夏バテや風邪、もしくは他の病気である可能性があります。
詳しい見極め方や獣医さんに診せるべきボーダーラインなどは
冒頭でもご紹介した犬に元気がないのは夏バテかも?病院に連れて行くべき要注意な症状は?
という記事でお話ししていますので、合わせてご覧いただくことをお勧めします。
ワンちゃんの食欲が戻り、早くいつもの元気なワンちゃんに戻れることを祈ってます!