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手話

表情のつけ方講座!手話表現が豊かになるオススメの練習方法は?

投稿日:2018年8月4日 更新日:

こんにちは!

今回のテーマは、手話には欠かせない表情についてのお話です。

手話を勉強している方なら、誰しも最初に思うことだと思いますが、
「手話を使う人って、表情がすごく豊かだなぁ」と感じたことはないでしょうか?

同時に、「自分にもできるかな…?」と不安になってしまう方もいらっしゃるかと思います。

というわけで本記事では
手話を使う際の表情について、無理なく自然な表情を付けられるようになる練習方法などとともに詳しくお話していきたいと思います。

是非参考にしてみてくださいね!

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表情のつけ方はズバリ「少し大げさに!」

まず、今回の大テーマである、表情のつけ方についてのお話になります。

タイトルでもお伝えしていますが、
ものすごく簡潔に表情をつけるコツをお話ししますと、「表情は少し大げさに!」ということになります。

ただ、これに関しては少し注釈というか、ご注意いただきたい重要な点がありますので、その点について詳しくお話ししていきますね。

実は、手話における表情には一つ一つルールがあります。
手話を普段使いしていない健聴者にとっては、表情を少し大げさに表現しているようにも見えますが、手話における表情は文法の一部としてしっかり手話という言語に組み込まれているんですね。

少し余談になりますが、
手話の勉強の方法として「ラべリング」という勉強法がありまして、話者が使う手話を1単語単位で読み取っていき、ノートをとっていく勉強法を指します。
例えば、「わたしはりんごが好き」という文章なら、「pt1(私)/りんご/好き」といった具合に、メモしていく形になります。
(ラベリングの際は、「私」は一人称を意味する「pt1」という呼称でメモをします)
この勉強法は、ある程度手話の学習を経験した方が、読み取りの精度をあげるためや、手話で表現される文章を自然な日本語に変換する練習として行う勉強法とされています。

で、このラベリング、メモするのは単語だけじゃないんです。
話者の表情やうなずき、指さしの方向まで、話者の表現を余すところなく読み取ってメモするんですね。

だいぶ余談が長くなってしまいましたが、何が言いたいかというと、
それほど、手話における表情は単語と同等以上に重要ということです。

よく、「手話は表情8割、手の動き2割」というような言葉を耳にしますが、あれは極端な例で、実際のところは表情も手の動きも等しく重要です。
どちらかがおろそかになると、受け取り手にはとても違和感のある手話に見えてしまいます。

もし”ゆくゆくはろう者の方々と手話で楽しくおしゃべりができるようになりたい”という場合は、手話の文法に組み込まれたさまざまな表情も、いずれは身につけるべき重要なポイントとなることを是非覚えておいてください。

ただ、手話を勉強し始めて間もない方は、表情を意識する余裕がないのはある意味当然のことで、私も最初の頃はそうでした 汗
なので、「手話表現で頭がいっぱいになるだろうけど、とりあえずこれだけは頭の片隅に置いておいて!」という意味を込めて、超~簡潔にお伝えしたのが先ほどの「表情を少し大げさに!」です。

でも、普段からこうして表情を大げさに動かす練習をしておくと、だんだん顔の筋肉が柔らかくなっていって、手話をしながら表情を自然に動かしていけるようになります。
手話初心者の方は、意識してみると、手話の上達度が違いますよ!

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手話は表情ひとつで一気に豊かな表現になる!

手話で行われる会話と、健聴者の会話の最大の違いは、音声情報があるかないかです。

つまり、長短・抑揚・緩急・高低といった、言い方の違いが音声で伝えられないということです。

ちょっと例を出しますと、
「もう、ほんとにバカなんだから」という文章があるとしましょう。
これ、シチュエーションや感情によって色々な言い方がありますよね?

「もうw ほんとにバカなんだからw」と友だち同士で冗談交じりに言っているかもしれませんし、
「もう…ほんとにバカなんだから…」と、愛想を尽かして吐き捨てた言葉かもしれません。
「もう♪ほんとにバカなんだから♪」と、ラブラブカップルの会話~とも考えられます。

つまり、手話においてこういう声色や言い方によるニュアンスの変化を担うのが、表情というわけです。

こう考えていくと、単に表情を大げさにするだけではカバーしきれないということもお分かり頂けると思います。
人間の感情って、そんな単純なものじゃないですからね。

やっぱり、手話ならではの表情の使い方を覚えるのが一番なんです。
でも、手話のときの表情なんて、どうやって勉強すればいいの…?」とお困りの方も多いと思います。

では、手話に合う表情の練習方法について、次の章でお話ししますね!

手話につける表情の練習方法は?

ろう者のような手話と表情がしっかりリンクした表現を身につけるには、やはりろう者の正しい手話をたくさん見ることが重要になります。
単語表現等に関しては、単語テキストなどである程度補完できますが、表情に関してはそういうわけにもいきませんよね?

じゃあどうするか?
ろう者の手話をとにかくたくさん見るようにしましょう!

これまで、色々な記事でご紹介してきましたが、NHKで毎週日曜夜7:30~「みんなの手話」という番組が放送されています。
この番組は、手話学習者に向けて、単語や指文字、文章表現など、幅広い切り口で手話を教えてくれている番組で、分かりやすくてとても勉強になるのでかなりオススメなんです♪

講師の方がろう者であるというのも良いですね♪
手話学習者向けの番組ということもあり、講師の方も多少ゆっくり丁寧に手話表現をされているようにも感じますが、最初はそれくらいのスピードの方が手話と表情を一緒に見て、使い方を盗んでいきやすいと思います。

番組内では、スキットという小さな劇のような感じで掛け合いが行われる場面もあり、そこに出演されている役者さんの手話を見て学ぶのもオススメです。

「みんなの手話」のスピードに慣れてきたら、平日夜8:45からEテレで放送している「手話ニュース」を見てみましょう。

日によってキャスターさんが異なるため、色々な手話表現に触れることができます。
基本的に、キャスターさんが手話で表現される内容は字幕でも表示されますので、何を話してるかわからないままどんどん過ぎ去っていく…みたいなことは起こりにくいので、是非気軽に見ていただきたいです♪

これらの番組などで、ろう者が使う生の手話を見続けていると、そのうち意識しなくても自然に自分の手話にも表情がつくようになりますよ!

まとめ

今回は、手話には欠かせない表情のつけ方についてお話ししました。
是非参考にしていただき、手話表現の幅を広げてくださいね♪

おすすめの手話勉強法や手話を使いこなすための具体的な練習法は、こちらのページでご確認いただけます。
是非ご覧ください♪

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