こんにちは!
今回は、超ピンポイントなお話ですw
以前、手話の勉強って初心者は何から始めるべき?おすすめの教材や方法は?という記事で、初心者さんが手話を勉強していくオススメの流れなどについてお話ししましたね。
中でも指文字は結構初心者さんにはオススメなのですが、この指文字には多くの方がぶち当たる壁というものが存在するんです。
それは…数字の「8」です!
数字の8、いわゆる「数詞」と呼ばれる単語が指文字なのかどうかは微妙なところなのですが、この「8」がどうしても表現できない!!という方ってかなり多いんです。
何なら、手話を勉強し始めてもう10年近い私ですら、「8」の習得には時間がかかりましたw
なので、「…小指が曲がらないっ!!」とお悩みのあなたの気持ち、とってもよくわかります。
ですが、もうそのような心配はいりません!
実は手話の「8」は、誰でも簡単に表現できるものなんですよ!
というわけで本記事では、
手話の「8」の表現につまずいている方に向けて、解決方法をズバリお教えしちゃいます☆
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
手話で数字の8が表現できない!
数字の「8」が表現できない方にとっての最大の難関って、「小指が曲がらないこと」ですよね?
↑こちらが「8」の手話表現になりますが、この小指の部分がどうやっても曲がらない!という感じかと思います。
そして、本記事を見つけてくださったあなたは、「この曲がらない小指をどうにか曲げて、正しい『8』を表現したい!」とお考えかもしれません。
…が、元も子も、血も涙もないことを申し上げますと、それはかなりキビシイです。
あぁぁ 記事を閉じようとしないでくださいっ 汗
実は、小指が曲がるか否かは、先天的な要因が強く関係しているんです。
両手ともに小指を自在に曲げられる方もいれば、利き手だけ曲げられる方、両方とも小指が曲がらない方など、様々なタイプの方がいらっしゃいます。
実際は、めちゃめちゃ練習すれば小指も多少曲がるようになる場合もありますが、そんなことに時間を使うくらいなら、他の指文字を覚えるなり、手話でコミュニケーションをとるなりした方がよっぽどタメになります。
それに、”小指を曲げずとも”「8」は表現することが可能なんです!
では、その方法を次の章以降でお話ししていきますね♪
手話の8ができない場合は…
小指が曲がらない方は、無理に今の表現に固執する必要はないんです。
実は、「8」の表現方法はもう一つありまして、そちらを使うという方法があります。
それは、小指が曲がらないなら、薬指を曲げればいいわ♪ というバージョンになります。
↑こちらは、自分から見た状態の手の形ですね。
本来曲げるべき小指はあきらめて、薬指を曲げることで「8」を表現しています。
やってみていただければわかると思いますが、「あ♪これならできる!」という方がほとんどだと思います。
こちらは、手話学習者が作った「8」の代用表現でして、多くのろう者の方にも通用するれっきとした手話表現になります。
…が、この表現、一つだけ問題があるんですね。
ぶっちゃけた話、この表現って手話学習者が作り出した表現、つまり、”よそ者が勝手に作った表現”なんです。
そのため、ろう者の方の中にはこの手の代用表現を嫌う方もいらっしゃるようで、あまり多用しない方がいい表現とされているんですね。
「え~ 本家が表現しにくいからちょっと変えただけなのに~ それくらいいいじゃん」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
例えていうなら、
大阪にお住まいの方に、東京の人がエセ関西弁で話してる(しかも本家とちょっと違う)みたいな感じに近いのだと思います。
「あ~ なんか、いい印象は持たれない気がする…」という気がしますよね?
もちろん、代用表現を嫌うろう者の方はごく一部ですし、1回や2回使ったくらいで大喧嘩になるようなことはまずないと思いますが、余計なトラブルを起こさないためにも、できれば使わない方がよい表現といえます。
じゃあどうすりゃいいのか? という点について、次の章でお話ししますね。
指文字の法則で8は誰でも表現できる!
はい。長々引っぱってすみませんでした。
実は、手話で「8」と表現する際、あるポイントに注意すれば、誰でも正しく表現できるんです!
そのヒントは、「指の隙間」にあります。
では、以下の表現を見比べてみてください。
「8」の表現
「9」の表現
お分かりでしょうか?
そうです!「8」は指の隙間が空いていて、「9」は指の隙間が閉じているんです!
「えっ 気にしたことなかった…」という方も多いかもしれませんね。
このように、数字の「8」と「9」は指の隙間を空けるか否かで見分けることが可能なようにできているんですね。
このポイントさえ頭に入れておけば、相手の表現を読み取るときも、「指の隙間が空いてるから、これは『8』だな♪」と瞬時に見極めることができるようになります。
自分が表現する際もちょっと意識すれば、例え小指が曲がらなくてもまず間違って伝わることはなくなるはずです。
まとめ
今回は、手話表現の「8」に関する話をお届けしました。
あなたの手話学習の参考になれば幸いです♪
頑張ってください!
☆初心者さんに向けた手話に関する記事はこちらから一覧でご確認いただけます。
是非合わせてご参照ください♪
☆おすすめの手話勉強法や手話を使いこなすための具体的な練習法は、こちらのページでご確認いただけます。
是非ご覧ください♪